Ubuntu 10.04 でリポジトリの更新すると何か変なエラーが出るという話。

Ubuntu 10.04 Lucid Lynxリポジトリの更新するとaptが何か変なエラーを吐いた。
apt-get update とかすると

http://packages.medibuntu.org/dists/lucid/Release.gpg の取得に失敗しました Something wicked happened resolving 'packages.medibuntu.org:http' (-5 - No address associated with hostname)
http://ppa.launchpad.net/shawn-p-huang/ppa/ubuntu/dists/lucid/Release.gpg の取得に失敗しました Something wicked happened resolving 'ppa.launchpad.net:http' (-5 - No address associated with hostname)
http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu/dists/lucid/Release.gpg の取得に失敗しました Something wicked happened resolving 'archive.ubuntulinux.jp:http' (-5 - No address associated with hostname)

とか出た。


この問題(バグ)は
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/apt/+bug/574886
ここで的確に説明されてる。
で、ここの #28 に一つの解決策があって、ルーター無しで直接モデムと接続すればいい、らしい。
また、もう一つの解決策が #28 のリンクにあって、以下に書く。


http://ubuntu-ky.ubuntuforums.org/showthread.php?t=1475399&page=2
ここの #17 を引用する。

Unless you've already changed one of these settings, what's basically happening is that NetworkManager is setting your router up as the DNS server, and the router should use your ISP's DNS server to resolve addresses. Somewhere in there, addresses aren't all being resolved correctly, hence "no address associated with hostname". If you want to see what's being used to resolve addresses, open /etc/resolv.conf

NetworkManager can easily be set up to always use a manually-specified DNS server when using a given network. Under "Edit Connections..." select the network where the issue is occurring (selecting the proper tab at the top, if necessary), and click Edit. Under the "IPv4 Settings" tab, set the Method to "Automatic (DHCP) addresses only" and enter a third-party DNS server (e.g., Google's 8.8.8.8 ).

NetworkManager が、ルーターDNS サーバとして設定していて、アドレスの解決がうまくいかない、らしい(多分)。なので /etc/resolv.conf をいじればいいそう。
というわけで、 /etc/resolv.conf を管理者権限で開いて、 nameserver のところを、ルータのIPから自分の使ってるISPDNSサーバのIPに変更したら、リポジトリを更新してもエラーが出ないようになった。


ああホッとした。一ヶ月くらいずっとこんな感じだったので。でもこれも場当たり的な解決策だが…。
そのうち誰か直してくれるだろうか。

(追記: 2010-06-01
この方法は一時的なもので、次に再起動すると元に戻ってしまう。
GUI で設定でき、再起動しても有効な方法は:
表示パネルにあるネットワーク接続のアイコンを右クリック→接続の編集
有線タブなり無線タブなりでネットワーク接続の名前を選択→編集ボタンをクリック
IPv4 設定」タブ→「メソッド(M)」プルダウンで「自動 (DHCP) アドレスのみ」を選択→「DNS サーバ」欄に利用する DNS サーバーのアドレスを(複数ある場合はコンマ区切りで)入力→「適用」
これで、ログインし直せば設定が適用されるようだ。


心なしかWebページ表示の反応が速くなった気がする。ルーターって結構ボトルネックになってるのかもなあ。
)

ブックカバーと刺繍。

何か。フェスティバル(仮)でアフターイベントの景品にブックカバーを出してきた。
刺繍は時間かかるけど楽しいのです。ちまちま。
以下は製作途中の写真。


これが元絵。図案というらしい。

ちまちまと線を刺したり。

ちまちまと面を刺したり。

そしてこれが完成品。


今日で偽春菜が公開されてから10週年だそうです。パチパチ。
(というわけで文字は Nanika よりも Niseharuna の方が良かったかもしれないが気にしない。)



…中表にすると一回り小さくなるので意識して大きめに縫っとかないといけないな。ブックカバーは大きめな分にはいいが、小さいと使えないから。

ジェイソンさんの作品の展示を見てきた

長野駅の駅ビルMIDORIでのジェイソンさんの作品の展示が今日までだったので見てきた。
http://www.eki-midori.com/information/nagano/2010/04/midori-2.html


昨日気づいて、まだ間に合う!と思って行ってきた。
すごい。すごかった。


以下に写真。えー、容量不足でこれだけです。写真を撮る技術が無いのが悲しい。







タイ文字とOpenType

最近タイ語始めました。何でタイ語かって?べ、別に "Re Angel"(公式サイト) の影響なんかじゃないんだからねっ(何
という訳でタイ文字を実装してみたら面白いんじゃないかなーとやってみたのです。


タイ文字では OpenType の GSUB テーブルと GPOS テーブルが大活躍します。
具体的には ฏุ や ป่ みたいに結合する文字の位置を指定したりとか(GPOS マークから基底グリフへ 'mark')、 ที่ のように積み上がったり(GPOS マークからマークへ 'mkmk')とか
あとは ญ や ฐ に下に付く記号( ุ ู ฺ )が付いた時には ญุ や ฐู のように下の部分が変化するとか(GSUB Chaining Contexual Substitution(連鎖型文脈依存置換) 'ccmp')。


とまあ、詳しいことは Microsoft のサイト(http://www.microsoft.com/typography/OpenType%20Dev/thai/intro.mspxやここ(Spec for Thai OpenType Creation)に書いてあります。特に後者は何をやればいいのか書いてあったので非常に役に立ちました。


で、後者のサイトに

The only feature used for Thai rendering engines is ‘ccmp’. So, every substitution rule should be named as such.

…って書いてあった訳で。
えーどうにもタイ語だと GSUB が 'ccmp' しか使われない、らしいことを知らなくて(読んでなくて)、しばらく悩んでました。 FontForge のプルダウンからは選べなかったので、手動で ccmp と指定したらうまくいった。

また、一つの基底グリフに複数のアンカーポイントを追加したが、うまく配置されないなー、と思ったら、合成用の記号は幅ゼロにしなくちゃいけないようで。


こういうのってどっかにまとめといた方がいいんだろうか。日本語での OpenType Feature についての情報がほとんど無いので…。日本語フォントじゃああんまり GPOS も GSUB も使わないし。使うとしても縦書き形や、かな文字と合成用の濁点・半濁点との組み合わせとか…くらいだし。
まあ非常に勉強になりました。これでもしそのうちアラビア文字デーヴァナーガリーとかを実装することがあっても、あまり迷わない、と思う。…といいな。

手書きフォントの更新

手書きフォントをアップデートしました。今回はタイ文字の追加です。
http://nixeneko.2-d.jp/fonts/hand.html

どうせ手書きフォントなんてただの自己満足ですよ。なので好きにやります。

Lucid Lynx をインストール

Ubuntu 10.04 Lucid Lynx を日本語 Remix CD を使って Let'snote CF-R4 にインストールした。
Let'snote 用のホットキードライバは標準で有効になってるみたい(CF-R4)。


xmodmap 使って日本語106キーボードDvorak 風の配列にして使っているため、 iBus の設定で「システムキーボードレイアウトを使用する」にチェックを入れると、親指シフトや、ロシア語、タイ語入力用の配列などがでたらめになってしまう。
しかしチェック入れないとなぜだか[半角/全角]キーで iBus のオン・オフを切り替えられないので、疲れる。どうしたもんやら。

以下は設定のメモ

  • 起動時に無線でネットワークに接続できるように設定
    • ネットワーク接続のアイコンを右クリック→接続の編集で、「無線」タブ→使ってる無線LANを選択→編集→[□自動的に接続する]にチェックを入れる→適用

端末にて

gconftool -s /apps/nautilus/preferences/always_use_location_entry --type bool true
    • flashplugin-installer
    • ttf-ipamonafont
    • lha-sjis
  • Synaptic でこまごまと導入
    • vlc
    • fontforge
    • build-essential
    • compizconfig-setting-manager
  • HOME ディレクトリ以下のフォルダを英語表記にする(例: 文書 -> Documents)
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
  • gnome-do が無い・・・だと?
    • しかたがないので Launchy を入れる。

手書きフォント作りました

2月くらいからこつこつ手書きフォント作っていて、常用漢字までできたので公開しました。
http://nixeneko.2-d.jp/fonts/hand.html


プロポーショナルな OpenType フォントで、現在の対応はラテン文字キリル文字、ひらがな、カタカナ(アイヌ語用拡張部分含む)、常用漢字など。いまのところ全角英数字・記号や半角カタカナ等は入ってません。

とりあえず英語、ロシア語、日本語はそれなりに書けます。アイヌ語(拡張カタカナ表記)はテキストが手元に無いので上手く表示できるかどうかは不明。
しかし常用漢字だけだと日本語の表示には不十分なので、ぼちぼち搭載する文字を増やしていきたいところ。


あと、文章が拙いのはどうにかしないと…。


Google ChromeWikipedia の「フォント」のページをこのフォントで表示した例。「揃」は未収録。